過去のBlog 2007年7月

◆7月26日《あと一週間》
第3回しずくいし夏の音楽祭まであと一週間。
このところ連日のようにリハーサルがあります。オケだけだと使わない感覚、部分を室内楽をやることによって思い出させるのは、大変だけど気持ちいい。
音楽祭というと○○国際音楽祭や、国内の著名なものまでたくさんあり、僕がやっているのはそれとは比べ物のならないくらい小さなものですが、毎年テーマや課題を決めてそれに沿ってプログラムを組み、楽しみながら準備をする、いつかは大きくなれたらと夢だけは大きく毎年取り組んでいます。今年は楽しくて、熱くなれる曲を中心に集めました。苦手な曲や初めてチャレンジする曲もありますが、頑張ります。
また、会場のラ・ラ・ガーデンは音響も良いし、雰囲気も素晴らしい。
是非、聴きにいらして下さい。



◆7月22日《ネピトルさん》
NHKホールと大阪のザ・シンフォニーホール、下関と3回の演奏会をチェコの新鋭ネピトル指揮で演奏しました。なかなか才能のある指揮者だと思います。音楽に対して(当たり前のことですが)真面目で、どうしたら自分のイメージが伝えられるかいろいろ考えているし、どの演奏会にも新たな発見があってとても楽しい演奏会でした。 当たり前のことを当たり前のようにやって、演奏会で結果がついてくる、大事なことです。まだ32歳だそうですが、同世代としてこれからどんどん純粋に突き詰めていって欲しいです。



◆7月16日《サロンコンサート2つ》
今日は雫石と盛岡でサロンコンサートを2つやりました。
メンバーは、8月3〜5日で企画している「第3回しずくいし夏の音楽祭」の弦楽四重奏4人です。
雫石はBBホテルアルカディアでランチタイム・コンサートです。台風4号の行方が心配でしたが、コースも外れいい天気に恵まれました。アルカディアさんは、去年からしずくいし夏の音楽祭の定宿としてお世話になっています。今回初めての試みでランチタイム・コンサートを企画され準備に大変だったろうと思いますが、 アルカディアさんのアットホームな良さがよく出ていたと思います。 会場のレストランは音響もよく力まず弾けるし、ミドリの鮮やかな芝生の庭から岩手山が一望でき、心地よい風が吹くなかお客さんたちと話をしながら一緒にランチを食べ、それから1時間ほどの演奏をしました。演奏する前はどんな様子になるか見当がつかなかったのですが、熱心に聴いて頂きとても気持ちよくできました。

夜は盛岡市内にある紅茶専門店「しゅん」でのサロンコンサート。ここ「しゅん」では定期的にコンサートが開かれていて、今回初めて弦楽四重奏でのコンサートだそうです。カルテットを演奏するには十分とは言えないスペースに無理やりセッティングし、お客さんは2階席からのぞき込んだり、2階席に上がる階段に座布団をひいて座ったりしてました。僕の弾いた場所から50センチに階段があり、1列目の方は手を伸ばせば譜面もめくれるくらい近いところに座ってました。夜は前半にモーツァルトの作品をいくつか演奏し、後半は小品で徐々にふざけた曲に移行し、最後に今日誕生日という方のためにハッピーバースディ変奏曲で終わりました(ちなみにヴァイオリンの冨沢由美ちゃんも誕生日でした)。終わったあとに「とても楽しかった」といろんな方々からいって頂けたのが嬉しかったです。また是非!とも言われたのですが、今回で持ちネタを全部出してしまったのでどうかな(^_^;

写真は上がアルカディアの裏の芝生から、ランチの準備中のテントです。↓は「しゅん」の階段からカルテットのセッティングをしたところ。かなり近いです。
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◆7月14日《網玄》
仙台公演が終わったあと、一路車で盛岡に向かいました。目的は盛岡市内にある居酒屋さん「網玄」で飲むため。昔のホームページにもお勧めのお店として紹介していますが、三陸の魚と創作料理が美味しくてリーズナブルなのが気に入っていて、行ける時は必ず行きます。
ここの大将、田中さんは京都出身、僕と同郷です。盛岡市内に住んでもう長いのに未だに関西弁です。そして関西風だし巻きが絶品なので、行くと必ず食べてます。付け合わせの紅生姜がまた合うんだなぁ。他にも三陸焼きうどんも魚介の出汁たっぷりで美味いです。



◆7月13日《田園》
シュテファン・ザンデルリンク指揮で「田園」の演奏会、昨日はオーチャードホール、今日は所沢のミューズで本番でした。
この「田園」、今までのどかでおとなしいといった、漠然としたイメージしかなかったのですが、今回弾いてみて「なんか違うぞ」と感じています。ただ、それが何なのかはっきりとはしないんですけど。
とても難しい作品で、5番や7番のように終わりに向かって突き進む盛り上がりはないし、終わったあとに圧倒されるような感動っていうのはなかなか難しい。その代わり、じわ〜っとした感動、充足感は毎回多少味わってはいたのですが、今回個人的には一番しっくりきそうな「田園」です。
ただ、100%しっくり来てるわけじゃなく、パズルがたまたま全てピタッとハマった時に今まで予想していたのとは全然違う絵が浮かび上がってくるような予感を感じているだけなんです。
昨日ちらっとそんな予感を感じてしまったので今日も追い求めてみたのですが、そう簡単には本心を見せてもらえず終わってしまいました。なんかもどかしい。最後に浮かび上がってくるのがどんな絵か、明日の仙台、明後日の北上とちらっとでも見えればいいなぁ。



◆7月10日《金縛り》
ここんところ、会社は大曲、レコーディング、現代音楽と気の休まる間もなく立て続けにみっちりぎっしりぐったり。

そして今日からは7月の演奏旅行の練習。
シュテファン・ザンデルリンク指揮で「田園」をメインに仙台、北上へ行きます。彼、以前来た時よりちょっと力が抜けたような感じがしました。
3、4楽章は先月の定期でやったアシュケナージのテンポと比べるとかなり速く、コントラバスからは煙が出てます。
今日は「田園」のみで早めに練習が終わったので、うちに戻ってから雑用を済まして、ちょびっと昼寝でもしよ〜とうつらうつらし始めた頃、久しぶりに金縛りにあいました。
真っ昼間だし、「疲れがたまってるのかなぁ」なんて考えながらどうしようか迷ってたらどんどん動けなくなってきました。
そのうちどうも女の人が乗っかっているような気がしてきて、目は開けられないのでわからないんだけど、年は27〜30歳くらいで髪の毛は肩よりちょっと長いくらいのストレートかなぁ。 目は見えなかった。
こりゃヤバいと思い、心の中で「うるさい、あっちいけ!お前とは関係ない!」と怒鳴るとともに知っているお経を唱えたところ、す〜といなくなった。
あれは夢だったのか、それとも本当の出来事か?
感覚的には、縁もゆかりもない通りすがりの人のような気がするが、なんだったんだろう。やっぱり疲れがたまってんのかな。



7月1日《直江津日帰り旅行》

トワイライトエクスプレス
お仕事で直江津まで日帰りしてきました。
仕事を終えて帰りの電車を待っている時、ちょうど札幌行きのトワイライトエクスプレスが入線してきたので写真を撮ってきました。
トワイライトエクスプレスを生で見るのは初めてです。
これから札幌に向かうなんて、到着は何時なんだろう。
夜行列車という響きだけで、なんかワクワクしてきます。
この列車に飛び乗って新潟まで行ってから新幹線で戻っても良いかなと一瞬考えたのですが、明日も仕事なのでやめときました。

帰りの特急「はくたか」は遅れて到着。単線のほくほく線は列車の行き違いや追い越しに制限があるので、更に遅れて接続の新幹線もアウト。
大宮駅では目の前で電車にいかれてしまい、次は最寄り駅を通過する快速列車。なんだかんだ予定より1時間も余計に掛かってしまいました。
まぁ、仕事のあとで良かった。